Qtに関する覚え書き［リソース関連］

リソースファイル作成

Qt Creatorのメニューを選択して新規作成画面を開きます。

［ファイル］－［ファイル/プロジェクトの新規作成］

※リソースファイルを作成すると、Qt Creatorでリソースの登録ができるようになります。

任意のリソースファイル名を入れるだけです。パスとプロジェクト名は自動的に表示されます。

ここで指定したパスにリソース用のフォルダを作っておくと簡単に登録できます。
例えば画像ファイルの置き場所場所として：

C:\QtProj\project1\proj1\images

これを作っておけば、リソースを登録するときに指定が楽になります。

画面左側にあるプロジェクトツリーの［リソース］の下にリソースファイル(.qrc)が表示されます。
リソースファイルを右クリックして［エディタで開く］を選択します。
※リソースファイルの新規作成時は自動的にリソースエディタが開きます。

リソースファイルが空の場合の登録方法です。

(1)［追加］ボタンを押して［プレフィックスを追加］を選択します。
(2)プレフィックスの欄にスラッシュ(/)を入力します。
(3)［追加］ボタンを押して［ファイルを追加］を選択します。
(4)ファイル選択ダイアログでリソースファイルを選択します。Ctrl+Aで全選択できます。

※［プレフィックスを追加］を選択しただけで、既定のプレフィックスが作成されます。
※プレフィックスには任意の文字列を指定できます。

リソースを追加します。

(1)プレフィックスの行を選択します。
(2)［追加］ボタンを押して［ファイルを追加］を選択します。
(3)ファイル選択ダイアログでリソースファイルを選択します。

※プロジェクトツリーのプレフィックス(/)を右クリックして［既存のファイルを追加］を選択しても登録できます。

リソースを削除します。

(1)削除するリソースの行を選択します。
(2)［削除］ボタンを押して、ファイルの削除画面を表示します。
(3)ファイル名を確認して［OK］ボタンを押します。

※［完全に削除］にチェックを入れると［OK］ボタンを押した瞬間にファイルの実体が削除されます。
※プロジェクトツリーで削除するリソースを右クリックして［ファイルを削除］を選択しても削除できます。

メニューを選択してリソースファイルを上書き保存します。

［ファイル］－［"リソースファイル名"の保存］

プロジェクトツリーのリソースファイル(.qrc)を右クリックして［テキストエディタで開く］を選択します。

【リソースのテキスト例】

※テキストエディタでは、リソースファイルの内容を直接変更できます。
※ここでファイルの行を削除しても、ファイルの実体が削除されることはありません
※編集後の上書き保存はリソースエディタと同じです。

プロジェクトツリーのプレフィックスの下にリソース名が表示されています。
リソース名を右クリックして［パス ":/images/～" をコピー］を選択します。
文字列がクリップボードに入るので、Ctrl＋Vで貼り付けることができます。

ウインドウのタイトルバーのアイコンとして使います。

ラベルにセットしてそのまま画像として表示します。

ドラッグ＆ドロップのドラッグ中の絵として使います。